1970年1月31日 1週間1位
I Want You Back / The Jackson 5 Motown
(The Corporation – Berry Gordy/Freddie Perren/Alphonso Mizell/Deke Richards)
帰ってほしいの / ジャクソン・ファイブ
1970年代2曲目のビルボードNo.1ヒットは、ジャクソン・ファイブ「帰ってほしいの」。
いまも続く伝説の始まり、後の「King Of Pop」、11歳のマイケル・ジャクソンを擁する兄弟グループの輝かしいメジャー・デビュー曲(録音当時のマイケルはまだ10歳!)。
メンバーは年齢の高い順から、ジャッキー、ティト、ジャーメイン、マーロン、マイケル。この曲ではマイケルの他、ジャッキーとジャーメインもほんの少しですがソロパートを歌っています。
ジャクソン兄弟は62年ごろから音楽活動を開始、63年にはマーロンとマイケルが加入、67年にはマイケルがリード・ヴォーカルとなりました。69年にモータウンレーベルと契約し、メジャーデビューします。
曲はモータウンレーベルの社長で優秀なソングライターでもあるベリー・ゴーディーJrも名を連ねる「The Corporation」が担当、スーパースターのダイアナ・ロスが発掘したグループとして大々的にプロモーション、デビューアルバムも「Diana Ross Presents The Jackson 5」というタイトルでした。
しかし、これはモータウンの策略で、グループを実際にモータウンに紹介したのは、モータウン所属のボビー・テイラーであり、シカゴでのコンサートで前座を務めたジャクソン・ファイブに感銘を受け、モータウンのオーディションの準備をさせたのが真実。
いずれにせよ、モータウンの目論見どおり、シングルとアルバムは大ヒット、いずれもNo.1の座を勝ち取るのでした。
デヴィッド・T・ウォーカーによるイントロのギター・カッティングをはじめ、マイケルの弾けまくるヴォーカル、♪ブブンブンブンのコーラスなど極上のバブルガム・ポップとなったこの曲は、ローリングストーン誌の「史上最高の歌500曲」のリストで121位、「史上最高のデビューシングル100」で2位にランクインするなど、いまも輝き続けています。
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