WBO世界バンタム級タイトルマッチ
WBO同級王者ジョンリエル・カシメロ(フィリピン) VS WBA同級レギュラー王者ギジェルモ・リゴンドー(キューバ)※リゴンドーはWBAより王座はく奪を通知されている。
日時:2021年8月14日(日本時間15日)
場所:米カリフォルニア州カーソン ディグニティ・ヘルス・スポーツ・パーク
TV放映:WOWOWエキサイトマッチ8月15日11:00~
ジョンリエル・カシメロ | ギジェルモ・リゴンドー | |
身長 | 163cm | 161.5㎝ |
リーチ | 163cm | 173㎝ |
年齢 | 32歳 | 40歳 |
スタイル | オーソドックス | サウスポー |
勝 | 30 | 20 |
負 | 4 | 1 |
KO勝 | 21 | 13 |
引分 | 1(無効試合) | |
タイトル | WBOライトフライ級暫定 | WBAバンタム級 |
IBFライトフライ級 | WBAスーパーバンタム級 | |
IBFフライ級 | WBOスーパーバンタム級 | |
WBOバンタム級 |
井上尚哉への挑戦を狙い、各団体王者がビッグマッチを行う2021年のバンタム級。
カシメロ‐リゴンド―の一戦がいよいよ近づいてきました。
スーパースターの井上、ドネアとくらべ、ともに複数階級を制覇し実績は十分ながらも人気では足元にも及ばない2人。なんとかこの試合に勝利し、井上‐ドネアの勝者と戦いたいでしょう。
オッズはリゴンドーが2:1で優勢、井上尚哉選手もリゴンドーがカウンターを取ると予想、共栄ジム金平桂一郎会長もこう話しています。
「今回の試合、リゴンドー、カシメロともに期するものが大きいと思います。とくにリゴンドーは全開でいくと思います。全開でいった時のリゴンドーの強さがあって、序盤はある程度ペースの取り合いになるかもしれないが、徐々に差が開いていって結局、10ラウンドあたりにカシメロを仕留めると思います」
出典:J-CAST NEWS
カシメロもパンチ力と勢いがありますが、リゴンドーほどのビッグネームとは対戦がなく、あのワイドオープンのガードを見ると簡単にリゴンドーの左が突き刺さりそうです。
勝敗は終了のゴングが鳴るまで判りませんが、あまり語られないカシメロ目線で考えてみました。
自分は何となくですが、いまはカシメロに勝ってほしいと思ってます(笑)。
カシメロにやってみて欲しいこと、それは接近戦です。
リゴンドーは2019年、フリオ・セハ戦ではかなり苦戦をしていました。セハはジェイミー・マクドネルに負け、ウーゴ・ルイスに1勝1敗、晩年のアンセルノ・モレノに勝った、まずまずの実績の選手。
その試合では、セハがかつてのヨリ・ボーイ・カンパスや大橋秀行のような接近戦を挑み、メキシカンらしい手数と顔面・ボディのコンビネーションで善戦、8ラウンドでKO負しましたが、7回までのスコアは65-68、65-68、66-67でセハが優勢でした。
リゴンドーは昔から変わらない、右ジャブを突いては左オーバーハンドやストレート、スリークォーター気味のアッパーを叩きつける形で応戦していましたが、昔のキレやスピード、うかつに入ったら左を突き刺すような凄みは感じられなかったです。
KO勝ちしたシーンも、直前に両者ローブローをとられ、セハが何となく接近戦を躊躇し中間距離になった刹那、左オーバーハンド一発でダウンを取られ、そのままレフェリーストップ。セハはまだできた気がしますが。。
とにかく、接近戦はあまり得意でないとの印象を残しました。
ただ、カシメロは少し遠くから飛び込むのが得意なので、一発当てるまで接近しないかな?
中間~長めの距離だと、ノニト・ドネアが以前リゴンドーと戦い負けた時のように、カシメロのパンチは見切られ、塩漬けにされたうえ、下手をするとカウンターに捕まるかと。
さて、どうなるでしょうか!
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