【名曲の宝庫:70年代ビルボードNO.1ヒット⑭】Make It with You/Bread

records music

1970年8月22日 1週間1位

Make It with You/Bread Elektra

(David Gates)

二人の架け橋 / ブレッド

Bread – Make it with you (1970)

カーペンターズの「遥かなる影」に代わり1位にあがったのは、ブレッド「二人の架け橋」。

これまでの3週間、1位「遥かなる影」2位「二人の架け橋」が続いていましたが、ブレッドの粘り勝ち、初の1位をつかみました。


ブレッドはマルチプレイヤーの3人、デヴィッド・ゲイツ、ジェイムス・グリフィン、ロブ・ロイヤーが結成したバンド。全員ヴォーカル・ギター・キーボード・パーカッションなどを操ります。

また、全てのレコーディングをメンバーがプロデュース、アレンジ、演奏、又メンバー自らのオリジナル曲で行う稀有なバンドでした。

才能あふれるバンドはビルボードホット100に13曲を送り込みますが、その才能ゆえバンドは短命に終わってしまいます。


1969年発表のファーストアルバムはあまり話題になりませんでしたが、1970年ドラマーにマイク・ボッツを加えて制作された『On The Waters』に収録の「二人の架け橋」がまさに成功への架け橋になりました。

on the waters

その後もヒット曲を連発、特にサードアルバム『Manna』に収録の「イフ」は「二人の架け橋」に並ぶ名曲です(チャートは最高4位)。

Bread – If Original [1971]

デビュー作を除く5枚のアルバムもすべてゴールド・ディスクを獲得しました。


着実に成功をつづけるブレッドでしたが、1973年6月ソルトレイクシティでのライブ・コンサートで突然グループを解散を発表します。

bred

ブレッドのシングルはレコード会社の意向で、すべてソフトでポップなデヴィッド・ゲイツの曲が選ばれていましたが、 R&Bやカントリータイプを得意とするジェイムス・グリフィンは不満に感じており、それが解散の理由となりました。

その後はリユニオンしたり、また離れたりしますが、1996年には仲直りしてゲイツとグリフィン、ボッツなどで「25周年記念」ツアーをおこない、1997年までツアーは続きました。

そのツアーでは米国、南アフリカ、ヨーロッパ、アジアをまわり、ブレッドの音楽が愛され続けていることを証明しました。


Make It with You
(David Gates)

Hey have you ever tried
Really reaching out for the other side?
I may be climbing on rainbows
But baby, here goes

ねえ、きみはいままで届かないところへ
手を伸ばそうとしたことはあるかい?
ぼくはきっと虹を昇ろうとしているよ
ねえ、きみも行こうよ

Dreams, they’re for those who sleep
Life is for us to keep
And if you’re wondering what this song is leading to
I want to make it with you
I really think that we could make it, girl


夢、それは何もしないものが見ているものさ
人生はふたりで過ごしていくもの
この歌がどこに導いてくれると思うかい
きみと一緒に生きていきたい
ふたりならなんでもできるさ

No, you don’t know me well
In every little thing only time will tell
But you believe the things that I do
And we’ll see it through

ああ、きみはぼくの事をよく知らないね
細かいことは、時間だけが教えてくれる
きみはぼくを信じていればいい
そうすればぼくらの目の前はひらけてくるよ


Life can be short or long
Love can be right or wrong
And if I chose the one I’d like to help me through
I’d like to make it with you 
I really think that we could make it, girl

人生は長いのか短いのか
この愛は正しいのか間違っているのか
どちらを選ぶにしても、君の助けが必要なんだ
きみと一緒に生きていきたい
ふたりならなんでもできるさ

Baby you know that dreams there for those who sleep
Life is for us to keep
And if I chose the one I’d like to help me through
I’d like to make it with you 
I really think that we could make it, girl

夢、それは何もしないものが見ているものさ
人生はふたりで過ごしていくもの
どちらを選ぶにしても、君の助けが必要なんだ
きみと一緒に生きていきたい
ふたりならなんでもできるさ

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