1970年4月25日 2週間1位
ABC / The Jackson 5 Motown
(The Corporation – Berry Gordy/Freddie Perren/Alphonso Mizell/Deke Richards)-
ABC / ジャクソン・ファイブ
60年代を代表するスーパーグループ、ビートルズから1位の座を奪ったのは、新人グループのジャクソン・ファイブ。曲は「ABC」、デビューから2曲連続のNo.1です。
ジャクソン兄弟は62年ごろから音楽活動を開始、63年にはマーロンとマイケルが加入、67年にはマイケルがリード・ヴォーカルとなりました。69年にモータウンレーベルと契約し、メジャーデビューします。
この曲はデビュー曲「帰ってほしいの」と同様、モータウンレーベルの社長で優秀なソングライターでもあるベリー・ゴーディーJrも名を連ねる「The Corporation」が制作しています。
デビュー曲の成功を受けて、この後連発するNo.1ヒットは「帰ってほしいの」をもとに足したり引いたりして作りだしました。

ヒット曲をつくる料理の腕は天下一品、本社の建物に「Hitsville USA」(ヒットの町)と名付けたモータウンレコードならお手のものだったでしょう♪。
(おそらく)デヴィッド・T・ウォーカーによるファズ・トーンのギターが印象的な演奏は、ますます元気いっぱいのマイケル・ジャクソンのヴォーカル、兄弟のコーラスと一体となりこの時期のジャクソン・ファイブにしか出せないグルーヴ、元になったという「帰ってほしいの」にまったく劣りません!
歌詞はアルファベットを学ぶように恋もかんたん、僕がおしえてあげるよ!と11歳のマイケルでしか様にならない内容で、見事な作品と言っていいと思います。

セカンドアルバム「ABC」は前作からわずか6ヶ月足らずでの発表、ポップアルバムチャートで4位を記録、ブラックアルバムチャートでは見事1位を獲得します。
セカンドシングル、アルバムも大成功のジャクソン・ファイブ、まだまだ旋風は吹きあれます。
今まで知らなかったことを
勉強するために
学校へ毎日通ったんだよね、ガール
Eまでのアルファベットを習う前にiが自分自身を意味する言葉だとか
Cから先のアルファベット以外のこととか
2+2はどうして
4になるかとか
そういうことを
勉強したはずさ
だったら、今度はボクが君の先生になって
愛についての法則を全部教えてあげるよ
さあ、席について
僕の言葉を後から繰り返し言ってみてごらん
A b c (ほら)1 2 3 と数えるみたいに簡単だろ
Ah ドレミを習うみたいにたやすいことさ
A b c 1 2 3 僕と一緒に数えてごらん
ベイビー、キミと僕のふたりっきりの授業だよ、ガール
(繰り返し)
こっちへおいでよ
ほんのすこしでいいから大人の真似事をして君を愛してみたいんだ
さあボクの側へおいで
大人みたいに君の事を愛してるのさ
どうしたらおっきな声で歌えるかを
君に教えてあげる
さあ僕と一緒に歌ってごらん
どんな風に歌うかを
先生のこの僕が生徒のキミに教えてあげるよ
読み書き計算
どちらも大切な学問だから
ちゃんと勉強しなくちゃならないけど
でもね、いいかい
愛の起源をしらないままじゃ
ちょっと困った事になるよ、ガール
それを知らなきゃ、君が受けた教育が完璧とは言えないからさ
先生のこの僕が生徒のキミに
成績でaをもらう方法やmeやyouの正しいつづりを教えてあげる
それにボク+キミ=ふたり、ってこともね
だからボクの話をよーく聞くんだよ、ベイビー
黙って僕の話を聞いてくれればそれでいいんだ、oh
(繰り返し)
A b c ほら
1から3まで数えるのと同じくらい簡単だろ
すぐに憶えられるメロディを口ずさむみたいに
簡単に愛は始まるものなのさ
何かのきっかけで愛はすぐに芽生えるものなのさ
簡単なメロディを口ずさんでごらん
1 2 3 ほら キミ+ボク=ふたりの数式が完成するよ
着席してよ、ガール、ボク、キミのことを愛してるみたいなんだ
今度は起立して、ガール
君の気持ちを態度で示してみてよ
ボクを好きなら踊って見せて、ベイベー
さあ、思いっきり踊ってごらんよ
ボクが好きなら踊ってよ、ベイビー、ooh ooh
そうそう、その調子、ベイビー、oh
1 2 3 と数えるみたいに簡単だろ、ベイビー、ooh ooh
A b c と唱えてごらん、ベイビー
今度はドレミと歌ってみてよ、ベイビー
ほら簡単だろ、愛もそんな風にあっと言う間に芽生えるものなのさ
(繰り返し)×5
どうすれば恥ずかしがらずに大声で歌えるかを教えてあげる
さあ、思い切って歌ってごらん、ボクがすきだって大きな声で歌ってみてよ
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